歯周病について

歯周病とは

「歯茎から血が出る」という方は、歯周病の可能性があります。
歯周病は知らないうちに歯茎の骨がなくなっていき、歯が抜けてしまう病気です。歯の表面に歯垢が付着し、その中の歯周病菌が増殖する事によって歯を支える土台である歯周病組織や骨を破壊されていきます。
また、歯周病は完全に治す事が難しい病気ですので、定期的に健診に訪れていただく事をお勧めします。

歯周病の治療について

軽度状態

軽度状態

歯茎が赤く腫れ上がり、歯を磨いたり硬いものを食べると出血することもある状態です。ほとんど痛みなどがありませんので、放置されてしまっているのが現状です。

中度状態

中度状態

歯周ポケットの炎症が慢性化して、歯根を支えている骨が溶け始めている状態です。口臭も気になり始め、歯が浮いたような感じがします。歯茎からの出血も目立つようになります。

重度状態

重度状態

歯根を支えている骨がほとんど溶けてしまい、歯がぐらぐらして今にも抜けそうな状態になってしまいます。こうなると、周りの歯も次第に同じような状態になってしまうので、抜歯などの処理をしなければなりません。

歯周病の状態別治療法

プラークコントロール(軽度状態)

歯周治療の最も重要な事がプラークコントロール(歯垢除去)です。歯周病の根本的な原因はプラークにありますので、これを除去する事が治療の大前提にあります。歯垢は除去してもすぐに増えてしまうので、毎日の歯磨きでそれを防ぐ事が大事です。そのため、治療の際にブラッシングの指導を行いますので、参考にしていただければと考えています。

スケーリング(軽度~中度状態)

スケーリング(歯石取り)とは、歯に付いている歯石を、スケーラーと呼ばれる器械を使って取ることです。
歯石は歯磨きでは取る事が出来ない上に、9割の人にあります。しかも、歯石は一度取ってもしばらくすると再発してしまうので、定期的に医院で取ってもらう必要があります。

歯周外科手術(中度~重度状態)

初期基本治療でも取りきれないほどの深いポケットの奥底に付いている歯石は、歯周外科手術で徹底的に取り除きます。歯石の付いている部分がよく見えるように歯肉を切って開き、奥底の歯石を取ります。

組織再生誘導法(中度~重度状態)

組織再生誘導法とは、歯周外科手術で歯周病となった歯肉をめくり上げて、歯根についたプラークや歯石等をかき出し、元に戻す時、歯肉と歯根の間に薄い膜をかぶせ、薄い膜によって出来た隙間から歯周組織を再生させる方法です。

エムドゲイン(中度~重度状態)

エムドゲインとは、歯周外科手術の際、組織が失われた部分に歯周組織の再生を導くゲル状の材料を塗る方法で、強固な付着機能をもつ歯周組織の再生を促します。